オルガニストである石井里奈さんのオルガンリサイタルのリーフレットデザインを担当しました。
オルガンという楽器は、音色や存在している場所のイメージから、荘厳かつ堅苦しいイメージがある。今回のリサイタルは「出会い」をコンセプトにし、あたたかな時間が流れるコンサートにしたいので、そういったイメージが伝わるようにしてほしいとご要望をいただきました。
オルガンの荘厳な雰囲気は損なわないよう、木の重みが感じられるようなリアルな描写をしながら、教会のステンドグラスから透ける光の柔らかさや、実際のオルガンよりも少し明るい色味にしたり、親近感を持てるよう、手描きのタッチ感が残るようにしました。
裏面はプログラムという特性上、文字情報が多くなってしまうためなるべく色数を絞ってプログラムやプロフィールが見えやすいよう整理しています。